私の古い友人にリストカットを克服した
女性がいます。
若き日の事件をきっかけに・・・・・。
ずっと苦しんできました。
リストカットをして自身の血を見るたびに
心が落ち着くと言っていました。
自身の血を見て、生きている証を求め
生きている証を感じていたそうです。
最後のリストカットの時は、深く切りすぎて
大量の血が出てしまい、本人も慌てて我に返り
救急車を呼んだのです。
死にたいから切るのではないのです。
生きている証が欲しいから切っているのです。
しかし、愛されている事を心から実感出来てから
彼女はリストカットをする事がなくなりました。
必要とされ、愛されていると心の底から感じ、
初めて本当の心を取り戻したのです。
長い月日を経て心の奥底まで染み込んだ愛情が
彼女を救ったのでしょう。
人は独りで生きて行くには辛すぎます。
支えてくれる人や必要とされている事を感じて
生きる勇気が湧いてくるのでしょう。
そして、そこには感謝と言う素晴らしい言葉も
添えられている筈です。